●2007年4月の風月譚 
4月は新年度


 桜の開花一番は東京でしたが,3月末から4月にかけて全国一斉に桜を楽しむことが出来
そうです。四国・九州より東京が早いという訳は、なんと開花前に「睡眠打破」といわれる冷気が必要
なのに温暖化のせいでこの必要な気象が無かったためとの事でした。
天然の目覚し時計が機能しなかったということでしょうか !!
 新入社員の門出を迎える4月となりました。
新会計年度も4月からという企業が圧倒的に多いわが国において、この月は新たなる飛躍への
挑戦といえます。私も40年前、新入社員として社会に出たのですが,半分の時間を米国企業に
勤めておりましたので日本の企業との違いを「ホワイト・カラーの生産性」の視点から記述しようと
思います。特に中間管理者のかたに参考になれば幸いです。
 先ず米国企業においては6時以降社内には殆ど人がいません。
日本の代表的企業で実際ある話しですが、上司が帰らなければ帰れないというような風土,
気風が全くありません。
採用される際,仕事の職掌がはっきりしております。
言い換えますと仕事の自己責任が明確に定義されていることで、自分の仕事をしっかり
しておれば上司同僚との余計な関わりは持たないことが徹底されております。
同じ職場内で日本で言う「社内懇親会、新年会,忘年会」などの会合は、殆ど無いようです。
日本では,付き合い残業が日常化し、その後の一杯が嵩じて気が付けば最終電車になるなど
結構社内付き合い,社内営業に時間を費やす事が多いようです。
(青島幸男作詞の「すーだら節」の通りです)
会議のあり方においても,日本では2時間単位の会議が多いですが,米国企業の会議の
時間割は1時間単位となっております。
会議のあり方においても日本では、その問題の分析に3/4以上時間を掛けますが
米国では,問題解決の為の優先事項,実施予定など具体性に富んだ議論に終始いたします。
一概にどちらが良いとか言い切れませんが,品質管理とか改善などにおいては,日本の方が
成果を挙げていることは周知の通りであります。
他方企画力・新規性においては米国のほうが勝っているのも、このように会議のあり様が
違う結果といえます。
 次に生産性(Performance)は個人の能力(Competence)と動機付け (Motivation)
更に報酬(Incentive)の3要素から成り立っている事の認識が周知徹底しております。
個々人の能力に関して言えば、新入社員を一堂に会して「新入社員教育」などはありませんし,
学校において最低限の能力を兼ね備えて社会に出ておりますので,先ずこの個々人の能力に
おいて著しく日本と米国では差があります。
具体的例として米国の子供たちは、小さい頃からどの業種に関わりたいという目標を持ち,
それに向かって知識を身につけることが当たり前となっております。
実行が伴うか伴わないかはともかくとして、自己表現(Presentation)とか対話技術は
デイベートを通して身についたもので我々より遥かに優れた分野といえます。
更に、日本ではいわゆる「知能指数(IQ)」の高い事がすべてという教育を受けた新人に対し、
社会人として「心の知能指数(EQ)」を教える必要があります。
高学歴の社会人に善悪が付かない、付き合いが出来ないなど十分条件が揃わない
片肺飛行新人が多数散見いたしますので、企業はこの分野の配慮が必要となります。
動機付けに関していえば,米国では企業として年度目標、部単位,課単位のゴールが
明文化され,それに基づいて個人の達成目標を3ヶ月単位で作成し、その達成度において
評価するという極めて合理的な評価基準が設定されております。
従って情実とか思惟的に評価を下すことも無く正当な評価が得られます。
人が人を評価するうえにおいて如何に公正であるかは,大きな問題でありますので、
予めこの様な相互の事前了承は必要といえます。
 株価配当にも関連するのですが,日本では配当が無ければ上場とか公開出来ない
ことが当たり前でありましたが,米国では配当にまわす資金があるのであれば、
時価評価を上げることに資金投下をすべきという市場の強い欲求があります。
額面に対し2割配当より株価が高騰した方が楽しいですからね。
したがって報酬としてのストック・オプションなどの割り当てには大変敏感ですし、
海外で催される表彰式などに選ばれる事など仕事の意欲向上に、大きな差異となります。
 以上米国と日本のホワイト・カラー生産性の違いに触れてみましたが、何か改善を
図るヒントを提供できたなら幸いです。いろいろな人々の混在した現在
「KISS(Keep It Simple Stupid)」単純に行こう!が必要といえます。

P/S
 顔は人格品性を表すといわれますが,刑務所を出てきたような松岡某なる男を
身近におく人も同じ穴の狢(むじな)に見えてくるのは私だけでしょうか !!
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2007年

3月 四季の変化
2月 これは「美しい国」のやることか
1月 平成19年 新しい年を迎えて

12月 一犬虚に吼えれば、万犬実を伝う
11月 この国の歪んだかたち
10月 2×125乗≒無限大
9  5年と5ヶ月
8月 イランそして「ペルシャのめぐみ」
7月  戌年の前半6ヶ月
6月  高山定美さん
5月 札幌への思い入れ
4月 「西宮」について
3月 谷口直之君の退職記念出版に際して
高校時代 と その後・・・
2月 GOOD BYE Mr.CHIPS(チップス先生さようなら)
1月 新しい年 平成18年





2005年
12月 酉年を振り返って
11月 トンカット・アリと6年
10月 NHKラジオ深夜便
9月 智と徳
8月 終戦60年-怒りそして悲しみと苦しみの中で
戦争遺児として私の一言
7月 上期4題
6月 椿ちゃんは2歳
5月 25回目にあたって
4月 4月は新たな出発の月=私の高校時代=
3月 故郷 札幌 昭和30年頃まで
2月
雪池忌によせて
1月 酉年にあたって


2004年
12月 平成16年を振り返って
11月 書物は知識の源泉
10月 故 野中 孝一さんと「SPIN トレーニング」
9月 ハインリッヒの法則(1:29:300)とパン屋の経営
8月 私のPROJECT−X 甲子園への道(PART2)
7月 私のPROJECT−X 甲子園への道(PART1)
6月 6月10日は時の記念日
5月 FENWAY PARKの思い出
4月 お釈迦様と四聖諦八正道
3月 『起業5年目にあたって‐‐新たに知った事・新たな財
2月
『OFFSET BALANCE(得たものと失ったもの) 
1月 『暴君の初夢』 


2003年
『6歳のLADYに学んだこと 』
『文化そして万歳三唱 』
GOLD FINGER 荒木 敏明 君 』
9月11日とイスラムの人々 』
戦後と58年後の今日 』
『三色旗ー自由,平等,博愛 』
『JUNE BRIDE (6月の花嫁)
『とつき十日の下宿屋の宿賃』
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