●2006年8月の風月譚 
イランそして
ペルシャのめぐみ」



  5月のゴールデンウィーク以降,今年の日照時間の短さは,気象観測116年間で最も短く,
7月末でどうにか東北地方を除いて梅雨明けという異常気象で、何か家の中がじめじめして、
かび臭いという鬱陶しい毎日が続いておりますが皆様如何お過ごしですか?
九州,山陰,北陸,長野と集中豪雨にあい災害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 私は,健康補助食品に関心を持ち,各国のもつ伝承された食べ物・生薬に興味を持つ切っ
掛けとなりましたのは、6年前に当時の厚生省が「ザクロに女性ホルモン,エストロゲンは
含まれていない」と警告を発し、その後ザクロはその地位を失う事がありました。
このことは,現在頻繁に目にする健康補助食品の誇大広告に対する警鐘の始まりであったと
記憶しております。これは,徐々にザクロの持つ効能効果が認識されるようになった瞬間,
不埒な輩が金目当てに不適切は広告、不正な商品を販売した結果でありました。
イランでは当時,ザクロの果実,ジュースが底をついたようですし,日本では在庫に余り変色した
ザクロをあたかも希少価値のごとく「黒ザクロ」などと宣伝する何でもありの世界でした。
私は、イランの友人と接する機会がありましたので,イランという国について成り立ちを聞いて
みました。
・ 紀元前8000年にイラン文明は発祥。
・ 同5000年に世界最古のワインが造られる。
・ 同1000年ゾロアスター教が生まれる。
・ 同522-483年ペルシャ帝国の最盛期
‐銀行の基になるシステム(小切手=CHECK,ダリク通貨)
・ 同333年アレクサンダー大王に負ける
・ セレウコス王朝を建国
以後はローマ帝国と頻繁に戦争を起こし、当時の東の雄として確固たる地位を確立していたよう
であります。
ペルシャの名で思い出す物として,ペルシャ猫,ペルシャ絨毯がありますが、何故ペルシャが
イランに名称の変更があったのか調べました所(東京大学東洋文化研究所)以下のような
記述がありました。
 インドヨーロッパ語系のアーリア人であるイラン民族が,紀元前五世紀頃盟主ハカマニーシュ
(アケメネス)がパールサ(現在のファールス州―ペルセポリスのある地域)を拠点とし強大な
国家を確立しパールサ(ペルシャ)の名前が,始めて記録に登場。
以来二千数百年ペルシャの名で呼ばれた国がイランに変更したのは二十世紀に入ってからだ
そうです。現在の共和国以前に存在したパパラビー王朝の初代王レザー・シャーは強烈な
民族主義者であり、彼はイラン高原の一地方名に由来するペルシャの名前を1935年に廃止し
「アーリア人の国」に意である「イーラーン」を正式の国名として今日に至るそうです。

 ザクロはイランの食文化の中心になってきた食物で、長い伝統を持ついわゆる「医食同源」の名
に値する食物であることを知りました。
ザクロは日本の発酵食品(味噌・醤油など)のように生活の中に深く根ざしてきた物なのでしょう。
ザクロの果実は,ザクロス山脈に自生する果実で名前の由来になっているようです。
イランの気象風土は世界でも稀な地域で,世界の気象12のうち、11まで享受可能な世界で類を
見ない特色のある風土をつくりだしているようです(無いのは熱帯雨林のみ)
その結果数多くの,果物の発祥の地と言えるほど多様な作物に、恵まれております。
ザクロを始め,レーズン,ピスタチオ、デーツ,イチジク、へーゼルナッツ,胡桃を始めとした果物,そして
野菜ではニンニク、海産物ではカスピ海でのチョウザメが余りにも有名であります。
世界の名のあるワインの産地で共通していることは,寒暖の激しい・温度差のある場所から
名品が創造されるように、イランの持つ気象風土が上記のような数多くの果実発祥の地の
栄誉を、授かっているのでしょう。
 今回の表題の「ペルシャのめぐみ」は日本初いや世界初の商品ですので少し紹介させて
ください。この健康補助食品の産業は業者、特に原材料(商材)取り扱い者が,常に新規性を求め
時代を創ってきております。
この2・3年を振り返ってみましても,アルファ・リポ酸とコエンザイム(Q10)が展示会を飾りました。
本当にこの商材に効能効果があるのかは,別問題にし常に話題性を訴求し、新製品で市場を
創ることのみで来ております。私が7年前にマレーシアから「トンガット・アリ」と言う伝統ハーブ
を日本で始めて発売した時は、「どこの蟻(あり)?」と言われましたが(当時中国産の蟻が
強壮剤として注目を浴びておりました)、今日トンガット・アリを商材(原材料)として製品化した
商品は、100を超えているようです。
来年はザクロのシード・オイルが前面に出てくるのではないでしょうか・・
 私は健康補助食品としての役割としての
・ 健康予防/増進に役立つのか?
・ 現代の医療を補完するに足るものかどうか?
の視点に立ち原材料を吟味してまいりました。
ザクロの種には神秘的な力があるのではないかという興味が発端で、イランの貿易商社に
何度もお邪魔し、何とかザクロの種をオイルにしてほしいとお願いいたしました。
それは,法隆寺の蓮が1000年の時空を超えて蘇ったとか,椿の種の秘められた力など種の持つ
力は、果肉以上と信じる根拠があったからです。
更に,近年イギリスをはじめとして、ザクロのもつ効能効果にあらためて目が注がれ始めました。
オイルのもつ特性として「酸化しやすい」という生産する上で問題、純度を高める際の「製品精度
の向上」の技術が確立されてないなど超えなければいけないハードルが沢山ありました。
この問題を,A・ソハニさんというイランの方がメーカーの間に入り、解決してくれました。
それと学術的裏づけとなるものが分散されており,ザクロの効能効果について纏め上げることに,
時間が掛かりました。

杏林大学の大野秀樹教授の書かれた
 生体のホメオスタシスの維持:
 1) 自律神経系、内分泌系および免疫系のクロストーク
 2) 女性ホルモンの不思議,男性ホルモンの魅力

という小冊子の中に、弊社が日頃から考えていた健康維持に欠かせない基本的考え方を、簡潔
明瞭に表現されている文章に,ザクロの種のオイルには、今までに無い潜在的な力を感じ、製品化
に堪え得る事と確信を持つに至りました。

ザクロの必須脂肪酸は「余分な脂肪は油で取り除く」というメタボィック・シンドロームの解決に役たつ
 こと。

ナイアシンを入れた事により栄養機能食品」として登録し,「皮膚や粘膜の健康維持の助け
 になるのではないか。

亜麻仁油を加えたことでアルファ・リノリン酸からDHA/EPA」という体内で造れない成分を十分
 補充可し「加齢対策」に期待できる。
という3つの分野をみつける事が出来ました。

以上、世界で一番小さい会社の私が、ザクロに興味を持ち始めてこの様な商品開発が出来、
販売にこぎ着けることが出来ましたのは,大野教授をはじめとする多くの協力の賜物であります。
この商品を皆さんとともに,静かに育成いたしたいと思っております。
よろしくお願いいたします。

P/S:
 この「ペルシャのめぐみ」は女性を意識した商品であります。
何時までも美しく健康であることに役立つことが出来ればと願いは広がります。
開発販売者の立場から余計なことを言わせてもらえば「自己中心的な,自分勝手な人、車内など
で化粧をする娘を何とも思わない母親に買ってもらいたくない」
何故なら,美しさはやはり心も美しく,相手を思いやる優しさがあってもらいたいからです 
ユダヤの金言「つまらぬ感情よりお金の勘定」を,忘れたわけではないのですが・・・
   A sound mind in a sound body
  (健全な精神は健全な身体に宿る)

   A real beauty in a sound mind
  (真の美しさは健全な精神に宿る)
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●2006年7月の風月譚 
 戌年の前半6ヶ月

●2006年6月の風月譚 
 高山定美さん

●2006年5月の風月譚 
札幌への思い入れ

●2006年4月の風月譚 
西宮について

●2006年3月の風月譚 
谷口直之君の退職記念出版に際して
高校時代 と その後・・・

●2006年2月の風月譚 
GOOD BYE Mr.CHIPS(チップス先生さようなら)

●2006年1月の風月譚 
新しい年 平成18年



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12月 酉年を振り返って
11月 トンカット・アリと6年
10月 NHKラジオ深夜便
9月 智と徳
8月 終戦60年-怒りそして悲しみと苦しみの中で
戦争遺児として私の一言
7月 上期4題
6月 椿ちゃんは2歳
5月 25回目にあたって
4月 4月は新たな出発の月=私の高校時代=
3月 故郷 札幌 昭和30年頃まで
2月
雪池忌によせて
1月 酉年にあたって


2004年
12月 平成16年を振り返って
11月 書物は知識の源泉
10月 故 野中 孝一さんと「SPIN トレーニング」
9月 ハインリッヒの法則(1:29:300)とパン屋の経営
8月 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART2)
7月 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART1)
6月 6月10日は時の記念日
5月 FENWAY PARKの思い出
4月 お釈迦様と四聖諦八正道
3月 『起業5年目にあたって‐‐新たに知った事・新たな財
2月
『OFFSET BALANCE(得たものと失ったもの) 
1月 『暴君の初夢』 

2003年
12月 『6歳のLADYに学んだこと 』
11月 『文化そして万歳三唱 』
10月 GOLD FINGER 荒木 敏明 君 』
9月 9月11日とイスラムの人々 』
8月 戦後と58年後の今日 』
7月 『三色旗ー自由,平等,博愛 』
6月 『JUNE BRIDE (6月の花嫁)
5月 『とつき十日の下宿屋の宿賃』


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