| ●2005年11月の風月譚 『トンカット・アリと6年』 |
| 今年も残すところわずかとなりました。 蔦が紅葉しその一葉一葉があたかも各々の個性を発揮して、様々な彩(いろど)りで 飾られた美しい様子を「地錦(じにしき)」というようですが、今年は温暖化のせいでしょうか 紅葉の到来は半月程遅いようです。 11月の声とともに最も季節感を表す歌として、「五輪真弓」の=恋人よ=の最初の情景描写 は素晴らしいですね。 枯葉散る 夕暮れは 来る日の寒さを もの語り・・・・・・ 60年以上の人生を歩んできた私にとっても、過ぎ去った思い出そして残り少ない日々を何か 予感させるものがあります。 今回私事で恐縮なのですが、私が日本に初めて紹介した「トンカット・アリ」に関わる思い出を 記載しようと思います。 6年前にマレーシアに旅行した際,マラッカの観光土産店でこの商品に出会いました。 強壮剤としてまた糖尿病に良いなどのうたい文句につられて購入し帰国後飲んでみました。 先ず尿がきれいになったことで効能効果がある物との認識が第一印象でした。 その後,マレーシアに電話し日本での入手先を聞いたところ,無いとの事、出来れば日本で 販売してくれないかとのことでした。 当時は,退職後で丁度名刺が欲しくなる頃でしたので簡単に決心をし、始める事としました。 何分にも全くの未経験分野でありましたので、それ相応の時間とお金をかけてやり始めたこと 自体今考えますと無謀の一言に尽きますし,まだ若かったのでしょう。 健康補助食品に関する知識は全くゼロでしたし、輸入する際の資料の準備とか 国の規制なるもの存在も知らずにおりました。 最初の商品に対し何か満足の行かない不安感を感じましたので、このトンカット・アリという 商品について知りたくなり資料を取り寄せてみる事にいたしました偶然、東京薬科大学の 竹谷教授のお名前を見つけ、恐る恐る電話を申し上げてお会いする機会を頂きました。 とても温厚な先生で、この素材に関するインドシナ半島での歴史的背景・生活の中での位置 付けを始めとして研究成果など多岐にわたり教えを頂きました。 熱帯雨林のこと,各国のもつ伝統的な生薬などに関しても興味をもつきっかけを得ることが 出来ました。 その後,商品の信頼性を高め効能効果を改善することなどに時間をかけ、商品の改善に心掛 けて参りました。 インターネット上でマレーシア国内で販売実績のある会社と継続的販売関係を確立することが 出来,完成品を輸入して本格的に輸入し販売を開始いたしました。 しばらくして輸入商品に関して厳しい検疫所から呼び出しがあり、カプセルに使用禁止の成分 ―パラオキシン安息香酸が含ませているので通関できない旨の連絡が入りました慌てて 市中在庫品に関しても検査をするとこの成分が含まれており、自主回収をしなければならない 事態に遭遇いたしました。 この成分は実は医薬品には認可されておりますが,健康補助食品には認可されていないという この国の厚生労働省の行政指導の一端を垣間見る機会を否応無く与えられました全く馬鹿げ た話しで,誰一人合理的回答をくれません。 輸入元の会社はその後商品の補填・補償に応じることなく、更に私に一切の事前の通知も無く 日本に販売会社を設立しております。 この様な会社との取引が困難になったのでマレーシア貿易開発公社と相談して 現地に赴き、8社の製造メーカーとの面談の機会を造っていただき、更にそのうちの1社の工場を 見学して原材料確保の道を確立できました。 商品の品質維持のため当国の厚生省はMAL********TEの番号を発行しており末尾 TCの物は外注加工品との事で品質に違いがあることも分かりました。 驚くことに誰一人マレーシアで製造メーカーがどれほどの数があるか知りませんし,原材料も 千差万別で言葉を変えるとピンからキリまであることが分かりました山に入り原材料の原木 を見つけるとその瞬間メーカーになるとの事ですから分かるはずがありません。 それと当地ではトンカット・アリは健康補助食品のみならず食生活の中に深く拘わっており, コーヒーに入れた「パワーコヒー」とかカレーライスの隠し味などに使ったり多方面で用いられて いることが分かりました。 最近では日本の大手ドリンクメーカーがこの成分を前面に出して販売しているようです。 当商品は医薬品と違い即効性が無いということで何とか改善進化を図ることが必要となり、 世界で評価の高い成分との組み合わせを試みてみました。 全て治験を行うことは不可能に近いため、「波動検査」を精査し、単味と混合の 数値比較を行い最適な組み合わせを考察してまいりました。 なんと言っても安全で安心して頂け尚、効果が期待できる物でなければなりません。 やっと4代目の新商品が発売になる日に,ハート出版から「ふるさと文庫」 『東南アジアの秘薬 トンカット アリ 』 なる小冊子が発行されました。 その後11月5日号の「週間現代」に大々的に記事として掲載され,6年目にしてやっと世間に 認知されることとなりました。 全くの素人が新しい分野の商品に興味関心を持った事で,当商品が今日関心を惹くことが 出来るようになりましたその一番に挙げる事として何と言っても竹谷先生との出会いが今日を もたらしてくれたと、感謝の念を失うことはありません。 更に11月2日公表された紫綬褒章受賞者の阪大教授谷口直之君は高校時代からの友人で、 全くの素人である私に,先ず「ナースが視る人体」を精読するよう指示を受けたり, 英文資料を日本語化する上で多大な協力を得ることが出来、大変お世話になりました。 (尚,谷口教授は,医療分野では最先端の「糖鎖遺伝子の研究」でこの度、受賞した との事です) 現在、多くの製造メーカーがトンカット・アリの商品開発を始めたようですが一過性で終わることの 無いよう,品質の優れた原材料を選別し新製品の開発に注力してもらいたいと考えております。 P/S 商品に名前を付けることは,商品に命を与えることとなりますが,製薬業界では常識である ベンザ***は当たり前のようですがベンザエースなる風邪薬が「便座エース」として, ナンパオは「軟派王」を連想させる等は部外者の僻みですかね!! |
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| ●2005年10月の風月譚 NHKラジオ深夜便 |
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| ●2005年9月の風月譚 智と徳 |
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| ●2005年8月の風月譚 終戦60年-怒りそして悲しみと苦しみの中で 戦争遺児として私の一言 |
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| ●2005年7月の風月譚 上期4題 |
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| ●2005年4月の風月譚 『4月は新たな出発の月』=私の高校時代= |
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| ●2005年3月の風月譚 故郷 札幌 昭和30年頃まで |
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| ●2005年2月の風月譚 雪池忌によせて |
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| ●2005年1月の風月譚 酉年にあたって |
| 2004年 | |
| 12月 | 平成16年を振り返って |
| 11月 | 書物は知識の源泉 |
| 10月 | 故 野中 孝一さんと「SPIN トレーニング」 |
| 9月 | ハインリッヒの法則(1:29:300)とパン屋の経営 |
| 8月 | 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART2) |
| 7月 | 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART1) |
| 6月 | 6月10日は時の記念日 |
| 5月 | FENWAY PARKの思い出 |
| 4月 | お釈迦様と四聖諦八正道 |
| 3月 | 『起業5年目にあたって‐‐新たに知った事・新たな財産』 |
| 2月 |
『OFFSET BALANCE』(得たものと失ったもの) |
| 1月 | 『暴君の初夢』 |
| 2003年 | |
| 12月 | 『6歳のLADYに学んだこと 』 |
| 11月 | 『文化そして万歳三唱 』 |
| 10月 | 『GOLD FINGER 荒木 敏明 君 』 |
| 9月 | 『9月11日とイスラムの人々 』 |
| 8月 | 『戦後と58年後の今日 』 |
| 7月 | 『三色旗ー自由,平等,博愛 』 |
| 6月 | 『JUNE BRIDE (6月の花嫁) |
| 5月 | 『とつき十日の下宿屋の宿賃』 |