●2005年7月の風月譚 
『上期4題


 今年もはや半年が過ぎようとしております。
色々な事がありました。

○中村博士の日亜化学からの報酬判決に対し「日本の裁判制度は腐っておる」
この発言は,交通事故被害者の逸失利益に対する分割支払いで年5分の逓減を最高裁が
認めましたが、それはなんと明治初頭の民法の法規を採用していることで、裁判官の前例
に習い現状の認識と改善を放棄した「腐っている」体質を如実に物語っていると言えます。
この手の「腐った判決」は今後とも予測されるので余り気にせず,この程度の国だ位に留め
ておいた方がよさそうです。

○Web-Siteを悪用し誘拐監禁した犯人Kなる人物の育った環境から、祖父,父親の言動まで
が一斉に報じられました100%犯人が悪いのは明らかでありますが,見ず知らずの他人と
簡単に交渉?し数ヶ月も無断外泊していたことを容認していた被害者?の育った環境も今後
の参考のため,同様に取り扱う姿勢が報道各社に求められたのではないかと思います。
乳幼児誘拐は別にして,成人が事件に巻き込まれるには何割かの自己責任があるのでは
ないかと感じるからです以前から「水と安全はただ」の認識が有るのか,出会い系サイト
とか援助交際のもつ危険性は十分に知らしめなければならない時期にきているといえます。

○官製談合は道路公団の10月からの民営化の中で露出した事件といえますが、公団が
20%前後の高値で落札業者を選定し,世界一高い通行料を国民に転嫁し更に、職員は
国家公務員の20%の高い賃金を得ているこの実態は歴代の監督官庁である建設省・
国土交通省など前例として踏襲してきた実態をこの際明らかにしてもらいたいものです。
あきれたことに、97%で落札している現状に副総裁なる立場の人物が「談合の存在は
無かったと思う」の発言に呆れ返るばかりで,膨大な借金を抱え,民営化された後の
道路公団がどのような道を歩むのか見届けたいものです。
公正取引委員会は談合が発覚した場合に、12%の罰金を賦課すると提案したところ、
なんと経済界から10%にしてくれとの事で明らかに談合の存在を自ら認め、出来れば
見落としてくれといわんばかりの態度を見るに「談合」は国からの支出{歳出}がある
ところではすべてに行われていることで,俺の所に飛び火しないように首を引っ込めて
大火の過ぎ去れ事を待っている人々がたくさんいるのではないでしょうか

○中国における反日デモ
自国の政情が不安である際,関心を他国に向けさてガス抜きを図ることは、中国・韓国
で見かける事態であります「排他的民主主義」長年商社マンとして中国に滞在し,
北京語を第一外国語とする友人に、片足を中国に置いた状態で今日の中国の対日姿勢
に関して聞いてみました結論的には、謝罪などしたら事あることに論旨をかえて謝罪を
要求するとの事でした他方、彼が今まで耳にした事の無い事を話してくれました。
この話しは中国のいわゆる知識人と呼ばれる人から聞いた話との事ですがもし日本人
が植民地政策、特に満州に対する政策が当を得たものでかつ魯講橋事件など起こさな
ければ、満州は日本の治めるところでその後の日支事件・太平洋戦争に向かわなかった
のではないかとの意見でした。
大変興味のあった話しでしたので詳しく話しを聞いたのですが,中国の歴史の中で異民族
に支配されたことは二度あり、最初は元朝で次が清朝でした。
後者は徳川元禄の頃,女真族が民国に取って代わり以後300余年にわたり漢民族を支配
したわけですが,この期間、康煕帝・雍正帝・乾隆帝に代表される統治者として優れた
支配者の元で辞書の編纂,近代地図、古今図書集成など文化面で大きな業績を残した
時代でした。
中国人に対しては,自国の文化の象徴である辮髪令は強要したようですが科挙制度を
確立し、商工業特に通貨制度の確立など内政の安定に努めた時代でもありました。
対外的には朝貢貿易など海外との交易は頻繁で,その当時日本は「東夷」と呼ばれ
言うなれば眼中に無かった国であったようです。
この様に,少数民族である満州族が漢民族を治めたことの根底には何か時代を先取り
した考え方と具体的制度が確立されていたのでしょう。
この当時からでしょうか「中華意識」が満州族支配の漢民族に芽生え今日まで他国に対し
高圧的といえる姿勢を執り続けているのは御存知のとおりであります。
特に日本に対しては,中国固有の漢字なるものを使っていながら侵略したり口答えする
など何様なのだと思っているのだというのが本音でしょう。
先の話しの戻りますが、満州族が漢民族を支配したように,日本人が満州族を尊敬と敬愛
の精神で治める事が出来たならとの条件が付くわけですが,現実には日本贔屓であった
張サクリンを暗殺したり全く逆行する事を行ったわけですから上手く行くわけはありませんね。
「ローマ人の物語」のなかでローマのとった植民地政策の一つは現地との「同化」具体的には
兵士と現地人との結婚そしてローマ人としての市民権を与えること更に被征服者の中で
有力者を厚遇することで治安維持に努めるなど,今日のアメリカにアフガン・イラクの統治に
提言したい位のことがありますが,日本も満州国建国時はこの程度のレベルであったのでしょう。
もう半世紀以上も古い話しですので今更何を言っているのと思いますが歴史を振り返った際
に,友人から教わったこの話しは1行以上に値すると思い記載いたしました。


P/S
今年は猛暑が予測され,若い女性の服装もまた軽薄になってききましたが
車内では,オジンの前での臍だしLOOKなど見せ付けられるのは「公害防止条例」に抵触しませんかね!!
目のやり場に困ります
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●2005年6月の風月譚 
椿ちゃんは2歳

●2005年5月の風月譚 
25回目にあたって

●2005年4月の風月譚 
『4月は新たな出発の月
=私の高校時代=

●2005年3月の風月譚 
故郷 札幌 昭和30年頃まで

●2005年2月の風月譚 
雪池忌によせて

●2005年1月の風月譚 
酉年にあたって

2004年
12月 平成16年を振り返って
11月 書物は知識の源泉
10月 故 野中 孝一さんと「SPIN トレーニング」
9月 ハインリッヒの法則(1:29:300)とパン屋の経営
8月 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART2)
7月 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART1)
6月 6月10日は時の記念日
5月 FENWAY PARKの思い出
4月 お釈迦様と四聖諦八正道
3月 『起業5年目にあたって‐‐新たに知った事・新たな財
2月
『OFFSET BALANCE(得たものと失ったもの) 
1月 『暴君の初夢』 

2003年
12月 『6歳のLADYに学んだこと 』
11月 『文化そして万歳三唱 』
10月 GOLD FINGER 荒木 敏明 君 』
9月 9月11日とイスラムの人々 』
8月 戦後と58年後の今日 』
7月 『三色旗ー自由,平等,博愛 』
6月 『JUNE BRIDE (6月の花嫁)
5月 『とつき十日の下宿屋の宿賃』

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